comorie コモリエ 【DIY】天井に断熱材を入れたら室温が5度下がりました!
【DIY】天井に断熱材を入れたら室温が5度下がりました!

手作り・DIY

2017/08/04

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【DIY】天井に断熱材を入れたら室温が5度下がりました!

私が働くオフィスは古い一戸建て住宅です。真夏は西日が当たって、天井に蓄熱して、ひどい時では40℃以上になることも。 「こんな状況をなんとかしたい!」と思い立ち、一昨年に仲間と一緒に天井に断熱材を入れるワークショップを開催しましたが、天井に断熱材を入れたところ、2階の室温に大きな変化がありました。

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断熱しない状態の真夏の部屋は……

断熱しない状態の真夏の部屋は…… こんにちは。横浜で暮らしのエコ情報を発信するウェブメディア「森ノオト」編集長の北原まどかです。

私が働くオフィスは古い一戸建て住宅です。真夏は西日が当たって、天井に蓄熱して、ひどい時では40℃以上になることも。

「こんな状況をなんとかしたい!」と思い立ち、一昨年に仲間と一緒に天井に断熱材を入れるワークショップを開催しましたが、断熱後の2階の室温に大きな変化がありました。


私の事務所はお庭が広々としていて、特に南と西は開放的なので、日差しが明るく、とても気持ちのよい空間です。しかし、省エネ基準がない時代に建ったと思われる古い戸建てなので、断熱性能が十分でないのが難点です。

特に2階は太陽の影響をダイレクトに受けます。冬場は日差しが入れば温かいのですが、夏場は外出先から戻り階段を上っている間から、むわっとした蒸し暑さを感じ、室温は40度を超すこともざらです。実際、エアコンも効きにくい状態でした。

DIYで天井断熱をやってみた!

DIYで天井断熱をやってみた! そこで、まずは2階の暑さをなんとかしようと、DIYで天井を断熱するワークショップを開催することにしました。個人でコツコツとDIYをするといつ終わるかわからないので、建築のプロに教えを請いながら、職人さんの力を借りて、天井に断熱材を敷き込む作業をしました。

講師は、近所の工務店「ウィズハウスプランニング」の玉置哲也さん。一級建築士でもある頼もしい友人です。玉置さんが天井裏に登ってみると、屋根裏には断熱材はなく、金属の屋根の下にある野地板(屋根材の下地材)、梁や、屋根を支える小屋束だけの状態でした。

何もない状態に断熱材を敷き詰めれば、きっと効果は出るだろうとのことで、さっそく、DIYしやすい断熱材を調べました。

一般的な断熱材はグラスウールといって、ガラス繊維でできている素材です。ふかふかした状態でロール状になっているのですが、ガラスなのでチクチクするし、吸い込むと健康を害するリスクがあるとのことで、玉置さんは羊毛の断熱材を勧めてくれました。

羊毛断熱材はまさにお布団のようで、ロールをちぎって置くだけでいいので施工もしやすく、何より化学的な薬剤などが使われていないので、素手でさわっても何の問題もありません。素人がDIYで断熱をするには最適の素材と言えます。

施工は本当に簡単で、天井裏に登っている人にちぎった断熱材を渡して、置いくだけ。ただし、隙間なく施工しないと断熱性能が落ちること、また屋根と壁が交差する入隅部にしっかりと断熱材を詰めて外気が入らないようにきい流止めをすることなど、建築的なポイントがいくつかあるので、プロにいてもらってよかったと思っています。

10名ほどの仲間が入れ替わり立ち替わり屋根にのぼって、半日でDIY工事が終了しました。

DIY断熱後、2階の室温の変化は……!?

DIY断熱後、2階の室温の変化は……!? 昨年、DIY天井断熱をした後の室温ですが、如実な変化がありました。横浜国立大学の理工学部で建築を学ぶ学生さんたちに、断熱前と断熱後の温度を比較してもらいました。

断熱改修前で、最高気温が31.8度の日の天井表面温度は42.1度と、気温よりも10度以上高かったのに対し、断熱改修後は、最高気温が33.5度の日の天井温度が37.4度とわずか4度しか上がらず、断熱改修の前と後で6度も差があることがわかりました。

その後も数ヶ月継続して温度を測定し、夏場の室温は2度から6度も下がっていたのです。

さらにうれしいのは、エアコンが効くようになったことです。断熱性能の低い家では、夏場は冷やした空気が外の暑い空気に奪われてしまう、冬場は外の寒い空気が室内に侵入してしまい、冷暖房の効率も非常に悪いのです。

天井断熱前は部屋全体が冷えなくて仕事にもならなかったのですが、断熱改修後は冷房をつければ部屋全体が涼しくなる、しかも効果が持続するので仕事もはかどる!と、いいことづくめでした。

天井をDIY断熱するのは、一般的にはあまりないことかもしれませんが、自分で手を動かして体験してみると、DIYに向き不向きの素材があること、断熱の仕組みや効果などが、目に見えて理解できるようになります。

断熱改修をする際は、開口部(窓)や壁、天井など、建物の外周部を総合的に断熱することが多く、住まいをリノベーションする際に建築家に依頼したり、省エネリフォームを得意とする工務店に相談するのがおすすめです。
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