comorie コモリエ 「家がくつろげない?」五感に伝わるリラックスカラーのすすめ
「家がくつろげない?」五感に伝わるリラックスカラーのすすめ

ライフスタイル

2017/06/19

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「家がくつろげない?」五感に伝わるリラックスカラーのすすめ

近頃、家にいてもなんだか「くつろげていない」と感じている人が増えています。実は、色には人をリラックスさせるパワーを持つものがあります。また、五感(視覚、味覚、嗅覚、触覚、聴覚)から伝わるリラックスカラーもあります。相互の関係を順次紹介していきます 今回は「視覚」に訴える「くつろぎ」カラーをご紹介します。

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1、「視覚」に訴えるリラックスカラーとは?

1、「視覚」に訴えるリラックスカラーとは? 画像:ヘンリ マチス 「窓」  1916(デトロイト美術館展にて撮影)

「視覚」に訴えるリラックスカラーは、「青みを帯びた緑」です。イタリア語でいえば「ヴェルデ・アクア(英:アクア・グリーン)と呼びます。「ヴェルデ」は「緑」で、「アクア」は「水」のことで、「それ自体が緑色を帯びている色合いをいいます。 

イタリアでは、よく棚や壺(容器)、光彩を放つ肌触りのよいタオルやバスタオルなどに使われています。

この写真からは、外の木々の間から通ってきた風がドアや床、椅子にしみわたり、「爽快」だが、「落ち着き、安らぐ」雰囲気が感じられます。

2、リラックスするのはなぜでしょうか?

2、リラックスするのはなぜでしょうか? 提案した色は緑の仲間です。緑は山や森など、自然を連想する色です。緑を目にすることで、自然の生命力や癒し効果を感じることができます。

実際にパソコン・スマートフォンを見たり、長時間の読書の後は、植物などの緑のものを見ると目の疲労が緩和されるといわれています。また、目を休ませることは、脳の興奮を鎮めることでもあるのです。

さらに、この色には青の色みが入っています。   
つまり、緑のイメージである「優しく」「ストレスレス」「クリーン」「すがすがしい」「純粋」なイメージに加え、青の要素である「落ち着き」も含まれています。

3、どんなところで見かけますか?

3、どんなところで見かけますか? 「青みを帯びた緑」を使ったものは、カーテンやタオル、寝具(シーツ、枕カバー)、お風呂グッズなどでもよく見かけます。

ところで、「青緑」は、(「青みを帯びた緑」より少し青の量が多い色)は、どこかで見かけたことがありませんか? 

そうです!手術室の壁紙や医者が着る手術着の色です。「色彩学」では、「青緑」は赤の心理補色です。つまり、医者は手術中、長時間、血を見るため、壁が白いと赤の心理補色である「青緑」がちらついて見え、補色残像を感じます。

そこで、壁などの周辺の色を「青緑」にすることで、その現象を消すのです。

4、発展編:フェアリーランド(妖精の国)を思わせるような色も!

4、発展編:フェアリーランド(妖精の国)を思わせるような色も!

出典: 「妖精のすみか」作:フラワーアーティスト 岡田愛子(ローズガーデン主宰)

「青みを帯びた緑」に比べて、より淡く、より明るい色は、フェアリーランドをイメージさせます。

妖精の国は、幻想的な楽園のように思われます。花が咲き、風がそよぎ、美しい音色が流れ、妖精たちが踊っている。この世界は、薄い光のカーテンでおおわれ、魅惑的であり、透明感があり、なおかつ繊細です。

束の間に、雑事を忘れて夢の世界に陶酔できそうです。ですから、「小物」や「フラワーアレンジメント」「絵画」「シャドーボックス」「陶器」などにそうした淡く、明るい色を使用して、きらめきを含んだ夢の世界へ誘われるのもリフレッシュする一助になると思います。

「家がくつろげない?」五感に伝わるリラックスカラーのすすめ_5 「青みを帯びた緑」は、少し薄く淡くなると、「妖精の国」へと誘い、少し青みが強くなると「落ち着き感」が増します。用途に合わせて、あるいはグラデーションにして「くつろぎ」スペースを作ってみてはいかがですか?

参考文献
「カラー インスピレーション」 久野尚美+フォルムス・色彩情報研究所 講談社  
「Enciclopedia degli Sshcemi di colore」 Anna Starmer  Il Cstello
「イタリアの色 コロナ・ブックス」 平凡社
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